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江別書人集団の魅力に迫る:野幌公民館での取材レポート

江別書人集団の魅力に迫る

令和6年6月14日から16日にかけて、江別市野幌公民館で開催された江別書人集団のイベントに足を運びました。今回は、代表の山田浩さんにお話を伺い、作品の解説や書道の魅力について詳しく聞くことができました。以下、その内容をお伝えします。

会場全景

それぞれの作品の解説

山田さんは、展示されている作品の制作過程や評価について丁寧に解説してくださいました。一つ一つの作品には、作者の思いと技術が込められており、その背景や制作の工夫について聞くことで、作品に対する理解が深まりました。特に、作品の完成までのプロセスや、どのように評価されるかについては、非常に興味深いものでした。

金文、甲骨文字の説明

山田さんは、古代文字である金文と甲骨文字についても詳しく説明してくださいました。これらの文字は、ここ100年程度の歴史の中で発見されたものであり、文献を見てもいつ頃の文字かを特定することが難しい場合が多いとのことです。金文は青銅器に刻まれた文字であり、甲骨文字は亀の甲羅や動物の骨に刻まれた文字です。これらの文字は、古代の文化や思想を知る上で非常に重要なものであり、その解説はとても興味深いものでした。

臨書の時の心得

臨書(りんしょ)とは、古典の書を手本にして書くことで、書道の基本技術を身につけるための重要な練習法です。山田さんは、臨書の際には「筆の入り方や文字のつながりが大切」と強調していました。さらに、作品としては白い部分である「余白」を生かし、全体としてバランスが取れているかが重要であるとも語っていました。この心得を守ることで、より深みのある作品を作り上げることができるのです。

墨の匂い

最後に、山田さんに「書道をやっていてよかったところは?」と質問しました。山田さんは、「『書きたいな』と思うときは、『墨の匂いをかきたいな』と思うときです。大好きなクラシック音楽を聴きながら書に没頭するときが人生最高の至福の時です」と語ってくれました。書道が単なる技術や表現方法ではなく、心の安らぎや喜びを与えるものであることが、山田さんの言葉から強く感じられました。

今回の取材を通じて、江別書人集団の活動の素晴らしさと、書道の奥深さを改めて実感しました。山田さんの人柄と情熱が、多くの人々に書道の魅力を伝え続けていることに感銘を受けました。今後も、彼らの活動を応援し続けたいと思います。

動画も是非ご覧ください。